「眠れない不安な闇を」
眠れない不安な闇を
ただ、走るように、泳ぐように
息が切れても、疲れ果てても。
朝目覚めると、カーテンが
波のように揺れていて
光と風が子供のように
私のまわりで遊んでいた。
穏やかな夢を見ていた記憶が
私から少しづつ消えゆくようで
それが私にはなぜだか見えぬ
先の小さな不安のように思えた。
「おはよう」と言葉にするけれど
あなたは黙って微笑んでいる。
心が血を流せばいいのに。
そうすれば
こんな気持も気付いてくれるのに。
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遠い誰かへ。
私もたぶん、あなたととても近い場所で
そして、どうしようもないままに
同じ想いでいたように思います。
私もあなたと同じ道で、ただ、迷っているだけなのでしょうね。
せめてあなたはひとりじゃないことを忘れないでいて欲しいのです。
哀しいときは、哀しみの海へ、ただ、深く沈むままに・・・。
そうして本当のひとりの寂しさを、あなたがもしも感じたとしたら
あなたは最高に幸せです。
それほどの幸福をあなたは知っているのですから。
その幸せと比べたから、きっと、人は哀しいのだと思います。
”心が血を流せばいいのに・・・”
私は哀しみの海にもぐるたびに、よく、そう思ったものでした。
でも、傷つく度に心に血が流れたとしたら、間違いなく世界は混乱に陥ることでしょう。
それは、異常事態だからという意味ではなく、心が血を流したとしたら
地球上のほとんどの人達が、その血を大量に流してしまうだろうからです。
誰もがみんな、どこか哀しみを抱えている。
そのたびに、血なんか流していたら
誰ひとりとして地球上で生きられないでしょう。
ゆえに神様は心の傷には、血を流さないようにしたのかも・・・
なんて、笑われるようなナンセンスなことでも、そんなふうに
私は考えたりしてしまいます。
とりあえず、”生きている”ということは、やっぱり大変なことです。
大変だけれども、こんなチャンスは一度しかない。
あなたがあなたであるこの人生は一度きり。
人生には、迷うようないろんな選択があるけれど
そんなとき、私は空を見上げるようにしています。
晴れていたり、曇りだったり、雨が降っていたり・・・
運がよければ思いがけず、虹が見えたりするかもしれません。
自由に見える空でさえも、いろんな顔を持っています。
人だって、きっと、それと同じです。
ずっと晴天の空を、誰が見上げるのでしょうか?
時には雨も必要です。時には曇りも、雷もたぶん同じです。
そうして私達は、雨の後に虹を見つけたとき
忘れてた宝物のように、うれしくて仕方がないのだと思います。
夜はなおさら哀しみ深まる。
空さえも、まっくろで何も見えやしない。
でも、そこには星達が、何も言わずに輝いている。
たぶん、空は哀しみの中に
静かな”幸せ”というものを見つけたのでしょう。
「哀しみの中にある幸せ」
案外私達は、そういうものに、まだ、気づいていないのかもしれません。
でも、今は、そういう見えないものが”ある”ことを
私は信じていたいと思います。
「哀しみの中にある幸せ」
不思議とこの言葉をつぶやくと
私の中で、いろんな哀しい想い出が蘇ってきます。
どれも泣いているけれど、どれもちゃんと、最後には笑ってる。
なぜなら・・・ そこまで私が歩いて行ったから。
いろんなことを書いたけれども、せめて、ただ、そのことだけを
私はあなたに知って欲しいのだと思います。
空を見上げて・・・
泣いて、そして微笑んで
また、ココから歩き始めましょう。
遠い誰かへ。Eより。
僕達が哀しんできたことを いつまでも誇りにしていよう
僕達が叫んできたことを いつまでも誇りにしていよう
僕達が間違えてきたことを 気付かず傷つけてきたことを
いつまでも誇りにしていよう
あの過ちも あの別れも いつしか流したあの涙も
悔やむことのない強さで僕らは ずっと誇りにしていよう
どんなに遠く離れていっても
どんなにひとり 孤独になっても
僕達はずっと 誇りにしていよう
長さでなく 誰より生きてきたことを
僕達のプライドにするために
こんな日々の日常の中で
僕がここに生きている意味が
時々わからなくなるときがある。
君はあの風の中。
泳ぐように遊んでいる。
”明日のことや昨日のことなんて
時が作る幻にすぎないわ。”
君はそう言って僕の次の言葉を待たずに
風の中に消えて行った。
僕はただ、君のいた風に
吹かれているだけだった。
意味なんて何もわからなくても
それでも明日はやって来る。
そうして僕は、また果てしない
この日常を生きてゆくんだ。
人々の流れの中
信号を待ちながら僕は思う。
明日や昨日のことは、
時が作る幻に過ぎないのだと・・・。
あなたの言葉の中にいると、私は私を信じられます。
人に笑われてしまうような、小さな私の一途な努力を
不意にあの人が励ましてくれたように
その何気ないひとつの勇気が、明日の私のささえになる。
”ありがとう”では物足りなくて、私は私の言葉であなたの
ささえになるような私でいたい。
故郷の山や海のように、忘れかけていた大切なものを
あなた自身が取り戻せるような
そんなささやかな、きっかけでありたい。
でも、今は”ありがとう”・・・
これしか私には言えなくて。
あなたがそばにいてくれたから
あなたがココにいてくれたから
私は私のままでいられる。
あの日のあなたの何気ない勇気を
私は一生、忘れはしない。
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