July 2005
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2005.07.19
「人生は一度きりでも」
どんな最後のお願い事も
ちゃんと神様に誓えるように
今日を僕達は生きてゆこう。
欲しがるような願いじゃなくて
奪い合うような力じゃなくて
失わないような強さで僕らは
同じ道をただ、歩いてゆこう。
いつも、先に夢があるように
いつも、一番大切なものが何か
ちゃんと誰かに正しく言えるように
今日を僕達は生きてゆこう。
難しいことは何もない。
ただ、ココから始めればいい。
間違えたなら、また、そこから
何度でもやりなおせばいい。
人生は一度きりでも
やり直しは何度でも。
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2005.07.06
エッセイ 「人生が、あと一日だったら」
人生が、あと一日だったら・・・
気まぐれにふと、考えてみた。
私はたぶん、家族と一緒にいて
アルバムなんか見て、いろんな想い出を語りたいと思う。
そして、言えなかったことも、素直に全部、家族に話してみたいと思う。
そう思うには一つの理由がある。
約10年以上前に、私の父が亡くなった夜のこと
それぞれ家族が集まって(私も2時間かけて帰った)
父の亡骸を前にして、泣き疲れて、みんながやがて落ちついた頃
母が静かにこんなことを語ってくれた。
父との恋愛の頃のことや、結婚してから、ほとんどお金もない状態で
荒れた田んぼの中にポツリとあるようなこの家を買ったこと
そして、日々の生活に苦労して、まだ若かりし頃に
父が母に暴力を振るいながら、酒やタバコを買わせるために
妊娠中のお腹の大きな母を、何キロも歩かせて買いに行かせたこと
そして、それを父が、いつまでも後悔していたこと・・・
母の口から漏れてくる言葉は
どれも、私達子供にとって、ショックなことだった。
そんなこと、私はそれまでまったく知らなかった。
姉も兄も呆然としていた。
「お前たちにこんなことを、今だから話すのだけど
いつかお父さんは、お前たちに、ちゃんと話しておきたいと言ってたから・・・」
眠ったように死んでいる父を、見つめながら母はつぶやいた。
「でもね、安心して、お母さんはもう、とっくに許していたから・・・」
母は涙ながらに、私たち子供に初めて明かしたのだった。
父は、”度”が付くほどに、とてもマジメな公務員だった。
そんな苦労をしたなんて、私たちは夢にも思っていなかった。
ましてや、若い頃とはいえ、母に暴力を振るったなんて
まったく信じられなかった。
でも、私が物心付いたときには、父と母は幸せそうだった。
今にして思えば、私はそれまでの父と母を、何も知らないだけだった。
そして、それが父のひとつの償いだったのかもしれない。
たとえ父からその話を聞いたとしても、私は父を心から許していたと思う。
こんなふうにして、父を語れる母がいるのだから、それがすべての結果だろう。
もしも出来ることならば、私が”許している”というその事実を
父にちゃんと知って欲しかった。そうしたら父は、あの時よりもきっと心置きなく
父のひとつの人生を、終わらせることが出来たのかもしれない。
父は死ぬ数日前にはもう、ほとんど意識がなかった。
それも父にとっては、自分のこの人生は、何も許してもらうべきことではないと
薄れゆく意識の中で、懺悔のように感じていたとしたら・・・
そんなふうに考えたくもないけれど、そう思うと
心は通り雨のような、寂しさをそっと連れてくる。
”もしも自分の人生が、あと一日しかなかったら・・・。”
私は私の人生のすべてを、子供達や妻に話したい。
まるで、絵本を読むような穏やかな気持ちのままで・・・
もしも私が突然に死んでも、その約束を果せるように
私の日記はそのために
あるのかもしれない。
2005.07.05
エッセイ 「言葉と心のあいだには」
言葉と心のあいだには、きっと何かがあるのだと思う。
言いかけてやめたその瞬間や、言ってしまった後の後悔や・・・
そのとき心は何を想い、そして何を伝えたがっているのだろう。
相手にではなく、自分のどこか見えない何かに。
心がとてもちっぽけなものに、急に思えて途方に暮れるとき
私はよく、夜空を見上げます。
人が星に憧れるのは、たぶん、心を遠くに運んでくれるから。
・・・そんなふうに私は思う。
言葉にすれば恥ずかしいけど、でも、星は運んでくれる。
これは、私の正しさだ。誰がなんと言おうとも。
私が生きて死にゆくわけや、この人生の不思議さを
星々はたゆまなく運んでくれる。
その場所から見下ろした時、はじめて私は本当の意味での
ちっぽけな私の存在に気付く。そして同時に、
誰もが同じちっぽけな存在に、私はあらためて気付いてゆくのだろう。
それでいいのだと思う。
人生は思うほど、複雑でもただの苦しみでもない。
とても単純でちっぽけなものだ。
心がそれを認めてしまえば、羽が生えたように軽くなる。
大切なのは、実はそんなこと。
心に羽根が生えている人・・・
どんなに偉い肩書きよりも、私はそんな人でありたい。
見えないけれど、どうしても、そんな羽根を持ちたいんだ。
今日も私は夜空を見上げます。
小さな羽根を広げるために
そして、魔法の
言葉をそっと唱えるために。

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